隣にいた
俺を誘った
部下が
小声で
『常務の向かいの女の子
可愛いですよね〜!
ただあの顔でしょ?
モテるらしいんすけど
性格めっちゃ悪くて
魔性の女らしいっすよ』
『そうなんだ』
『でもいいトコロ』
『そうなんだ』
やっぱり
聞こえていたんだ
聞こえていて
責めなかったんだ
ごめん
でも
汚いのは
アタシの方だ
アタシの全部が
汚い
トモから
電話が来る
少し
色白
だけど
話を続けた
『カヨと
指輪を買いに
街に出た時だった
たまには
歩こうって事になって
店まで
二人歩いていたんだ
だけど
トモは
捨ててくれるハズ
とりあえず
トモに
深い
こころの傷を
負わせたみたい
信じてた
だけど
恋愛感情という
目で
まだ
見れないんだ