そして
居間で
ニャンニャン
冬になっても
春になっても
夏になっても
秋になっても
変わらず
マイペースだよ
弟は
もぉ社会人になってるよ
カヨは
甘いもの苦手だったから
この
白い世界の
中に
アタシと
付き合った時から
あった
セミダブルのベッドに
トモの枕と
この
イルミネーションを
トモと見る
何もない景色でも
思い出になる
『実家
そんなに遠いんだね』
『高速使えば
3時間だけどね』
『のらないの?』
『ゆっくり
アキといたいからね』
外は
寒くても
車の中は
うちらの
住んでる街は
雪
雪
雪
雪
とにかく
二人で
作った
手羽先を
食べながら
思い出す
そして
アタシ達の関係が