仕事を
待つ
早く
アタシと
目が合った
トモだ
早いっつ〜の
23歳で
今更
初恋
みたいな
ありえない
怒りが
声に出た
『アキ…』
びっくりしている
『別に』
『怒ってるの?』
『別に』
『ケンカでもしたの?』
『ケンカで
済めばいいけどね』
苦笑いしながら
自分の部屋に
戻る
そして
トモが
カヨを
きっと
アタシも同じ
鏡を見て
自分の顔を見る
アタシ
実家なんだよね
マヂ
ありえない
飯屋だって
PM10時
過ぎたら
ファミレスくらいしか
残ってないっつ〜の
トモに怒る
『つ〜か!
こんなに遅くなるなら
会ってないんですけど
みたいな』
『そうだね』
トモが笑う
笑う前に
トモも