『いいの?』
『いいよ』
トモが笑顔で言う
『すいません』
トモが店員を呼ぶ
『このハートの一つ』
は?
なんで?
嘘じゃないよね?
それこそ
宛先間違いとか
だったら
マヂ
考えただけでも
顔が熱くなる
みたいな
『明日こそ
早く仕事終わらせて』
『わかったよ』
トモが
『酷くなる前に
家に帰るよ』
『微熱くらい
大丈夫だし!』
『ダメ』
『せっかくの
旅行だよ?
景色見たり
お話しようよ』
『だって・・・』
そんな
引きずってるなら
アタシと
会えっつ〜の
窓から
トモの車を
見つける
靴を履いてる最中に
携帯が鳴る
『アキ
苦しいって』
笑って
アタシを見て
聞いている
『アキさん
今お付き合い
してる女性
もぉ一緒に
住んでるんだ』
トモが