黒い
空間の中に
ベッドの上に
置いたまんま
…まただ
涙がまた
出てくる
『早いね』
『だって
待ってたし』
『荷物
多いね』
『当たり前じゃん
お泊まりだし
みたいな』
『俺家
ここから
後5分くらい』
はっ!
でも
出来ない
なんでよ
アタシから
言うの
恥ずかしいじゃん
まぁ
今時お揃い
ちょっと無いけどね
『いいの?』
『いいよ』
トモが笑顔で言う
『すいません』
トモが店員を呼ぶ
『このハートの一つ』
は?
なんで?
嘘じゃないよね?
それこそ
宛先間違いとか
だったら
マヂ
痛いの
とおりこして
びっくり
しただけだから』
トモが
『…』
うなずく
マヂで?
ヤバイ!』