今の彼氏だって
アタシが
我慢すれば
それでいいんだし
別に
意味はないのかな
夜
歩いて帰る
空を見て
トモを
待ってる昼間は
トモに
腹が立った
『アタシは
トモを想いたい』
アキは
お揃いを
選んだ
今までの
アキを考えれば
信じられない
言葉だった
また
くっついちゃうの』
『なんで?』
アタシ
流産
したんだよ
慰めてよ
よしよしって
頭
ぐちゃぐちゃのまま
メールを
見る
『え?嘘』
『アキ』
『ん?』
『ハグしていぃ?』
『…いいよ』
トモが
ご飯の支度をする
アタシも
少し笑って言う
『待ってたし
みたいな』